いつものお店へ オーグードゥジュール
いつものおいしいものを食べたいねってことになり、Nシェフに胃袋を満たしてもらうべく、Au goût du jourを訪問。今回もディナーです。いつも直前に突然連絡するので、通常の時間で取れるはずもなく、2回転目の9時ごろで予約。こまった客でごめんなさい。
だんなはコース、私はアラカルトを注文。
コースは前菜がホタテ、竹の子、ブロッコリー、ごぼうのサラダ仕立てになったもの、魚が鱸、肉が鶏でした。
アラカルトは前菜にホワイトアスパラ、メインにイベリコ豚。
そして、前回に引き続き、ワインは岡部さんにすっかりお任せして、2種類の選択肢が出てきました。ひとつは1994年のジゴンダス、もうひとつは1999年アロース・コルトンのPremier Cru。94年ということでちょっと悩んだけど、ピノ好きの私はやっぱりアロース・コルトンを選択。前回、Oさんセレクトで飲んだBeauneのPremier Cruで、だんなが赤ワインを初めておいしいと言って飲んでいたので「もしかして、ピノの魅力にはまってくれた?」という期待を込めつつ。
香りからしてとーってもきれい。ピノの香り、やはりいいワインなんだね、すごく華やか。口当たりもなめらかで、ふわっと口の中に心地よい酸味と果実味が広がります。
予想通りのおいしさで、結局今回もボトルが空きました。赤ワインのボトルが1回で空くなんて、以前では考えられなかったけど、ここではなぜか魔法にかかって、1本空いてしまうんですね。(といっても私は1.5杯くらいしか飲んでいませんが。)
まず自家製パンにカルピスバター。この自家製パンがうまい!「世界一ですよ、でももう1人1個しかありません」。えー、おかわりがもうないのか。残念。心して食べねば。
ホワイトアスパラですが、すごく味が濃くて驚き。ホワイトなのに!しかも歯ごたえもしっかり。酸味のきいたソースがいいですね。
イベリコ豚、うまい!こくがあるのにしつこくない。“どんぐりを食べているだけあって、肉がナッティー”というOさんのコメントどおり、ナッツの味わいがします。
デザート、一番最後のお客なのできっとロールケーキはもう残ってないだろうなと思ったら「イチゴのロールケーキひとつキープしてありますよ!しかもちょっと厚め」とのこと。さすが、よくお分かりで。うれしい限りです。その上、厚めなんて感無量。
このスポンジ、ただやわらかいだけじゃないんです。他では食べたことのない弾力感があり、とても好き。しかもイチゴにカスタード。最高の組み合わせだ~。もう参りました。
だんなの食べた、ピスタチオのブランマンジェは、ミントの爽やかな味わいと、ピスタチオのこくがマッチして“まったり”かつ“すっきり”。これもいいですね。初めて食べました。
デザートワインにミュスカとヴァニュルスを出してもらって、ほろ酔い気分も最高潮。
そしてプティフールに最近ジェリーが登場していると耳にしていましたが、フランボワーズのジェリーがやってきた!これがまた、打ちのめされるね。ここフランス菓子屋さんじゃないよね?と言いたくなるほどの完成度の高さ。このフランボワーズの濃さ。たまりません。
と、ここまで全て終わって、おしゃべりも長引いて、すっかり夜中です。またまた堪能させていただきました。ごちそうさまでした。
実は翌日が、なんとこちらの3店目“Minobi”のオープニングセレモニー。あと数時間後にまた会うというのに、しかも準備で大変な日に、こんなに遅くまで居座ってごめんなさーい。
Au goût du jour(オーグードゥジュール)