*avec douceur* 甘美日和

美味しいお菓子・食べ物大好きです♪ 2005年9月から他のブログサービスで書いているブログを徐々にコピペしてはてなブログに移行させています。

地獄の門 ロダン館 静岡県立美術館

GWに静岡に帰った際、県立美術館のロダン館を訪問。

ここの美術館の館長は、ロダンの権威の方だそうで、「カレーの市民」というロダンの作品を収蔵した際は、地元でかなりひんぱんに取り上げられる話題になったのを覚えています。

美術館のHPの説明にも「1988年にエントランスホール設置作品としてロダンカレーの市民》6体を購入、また1991年には《考える人》の寄贈を受け、それらをもとにした展示や普及活動に力を注いだことから、パリの国立ロダン美術館との交流が始まりました。その流れの中で、1994年、ロダンを柱としたロダン館を新設」とあるとおり、“地獄の門”を中心に数々のロダンの作品が展示される“ロダン館”は、とても見ごたえがあります。音声ガイドも借りられるし、ロダンを知らなくても分かりやすいのがまたいいです。

ロダン地獄の門

地獄の門はダンテの長編詩『新曲・地獄篇』などを参考にし、悩みや苦しみを抱えて生きる様々な人物を生々しく描く、ロダン独自の地獄の表現。

“考える人”はこの作品の中央にあるモチーフであった。地獄に落ちた人々の運命を思いながら「考えている」。のちにこの作品から切り離され、単体像として発表された。ほかにもこの作品からいくつかのモチーフが単体像として生まれている。

しかしこれだけ立派な収蔵品があり、富士山を望む美しい自然に囲まれた環境にある(この環境のよさがパリの国立ロダン美術館が収蔵許可する要因となったという話)にもかかわらず、この美術館が日本で一般的に有名にならないのはやっぱり静岡人のPRの下手なせいなのかしら…と非常に残念に思っています。

静岡にお越しの際はぜひいらしてみてください。(静岡県から広告費もらおうかしら…なんてね。)

静岡県立美術館

http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/topj.html

ロダン館のページ、なんだか見にくくて、せっかくの解説がわかりにくいのもまた残念。)