*avec douceur* 甘美日和

美味しいお菓子・食べ物大好きです♪ 2005年9月から他のブログサービスで書いているブログを徐々にコピペしてはてなブログに移行させています。

ドメーヌ・デ・ギュイヨンのソーミュール

久しぶりのワインネタです。

白はシュナンブラン、赤はピノノワール好きの私。ピノは手に入りやすいんですが、シュナンブランってマイナー品種なので、なかなか売っていないんです。私はすごく美味しいと思うんだけど、なぜ人気でないんだろう。独特なのかなあ。ソーヴィニヨンブラン好き、という人はよく聞くんだけど。かつて、「表参道ヒルズのワインバーの店長がシュナンブラン好きなので、いくつか扱っている」という話をスタッフの方から聞いたので、やっと同志がいたー!と思ったのでした。

さてさて、ドメーヌ・デ・ギュイヨンというソミュールの白をセレンディピティにて発見。

早速購入します。価格…すみません、忘れてしまいました。たしか1400〜1700円くらいだったような…安かったなという印象だったのですが。今度行ったら確認しておきます。

香りはフルーティ、黄色のお花、花梨、りんご、あんず。味わいはフレッシュな酸味と、すっきり、ミネラル感、果実味が口いっぱいに広がる辛口。この値段でこの味なら大満足です。

このワイン、ネットで調べた情報によると、出来る限り化学肥料を使わず自然農法をとりいれてつくられていて、飲み頃になるまで出荷しないそうです。

ロワールの中のアンジュ&ソーミュール地区やトゥーレーヌ地区の代表白ぶどう品種が“シュナンブラン”です。ロワール3大甘口ワインと言われる貴腐ワイン、“カールドショーム、コトーデュレイヨン、ボンヌゾー”もシュナンブランから作られています。

このシュナンブランのすごいところは、甘口から辛口、そして泡まで作られているというところ。

ひとつの品種で甘いの、辛いの両方なんて面白い!と思ってとりこになっていくのは、最近ワインを学んでからのことなんですが、このシュナンブラン、実は15年も前に初めて出会ったときから、運命的だったといえます。

それは家族でフランスを旅して、ロワールを訪れたとき、ランチで出会った“モンルイ”という白ワイン。当時はワインの味や品種なんて、全く分からない私でしたが、なんだかこのワインはとにかくおいしい、と感じました。どんな風に美味しかったとかは覚えていないのですが。(今想像するに、きっとそのモンルイは半甘口などで飲みやすかったんじゃないかと。)そのモンルイという名前だけは何年たってもずっと忘れず、記憶の中に残っていました。

そして、ワインを学んで、どうやら私はシュナンブラン好きらしい、と認識した後、モンルイがシュナンブランから作られるとわかり、強く“納得!!!”したのです。長年覚えていたモンルイのことが分かってすっきりしたのと、自分の好きな品種を再認識できて、うれしかった〜!

そんなわけで、シュナンブランのお手頃価格ワイン(サヴニエールクーレドセランなどの有名な高級品ならよく売られているんだけど、買えないので!とにかく手頃な美味しいもの希望)を求めてさまよい続けていますが、なかなか売っていないのでさみしい。このシュナンブランをセレンディピティーで売り続けてくれるとうれしいな。

どなたか耳寄り情報をお持ちでしたらぜひお知らせください!