*avec douceur* 甘美日和

美味しいお菓子・食べ物大好きです♪ 2005年9月から他のブログサービスで書いているブログを徐々にコピペしてはてなブログに移行させています。

ブノワ “ル・マスカレ”フィリップ・アルディ氏のお料理

5月の末頃、何の気なしに電車で見たプジョーの「フードフランス・オ・ジャポン」ディナーチケットプレゼントの広告が、その日が応募締め切りとなっていて、家に帰ってから思い出して応募。そしたら3日後にチケットが宅配で送られてきました!

めちゃめちゃ、驚き〜!まさか当たるとは!

なんと、15,750円のディナーが2名分。そこにはお食事のほかに、シャンパーニュ、白ワイン、赤ワインもグラスで含まれています。

ブノワには行ったことがなかったので、本当に楽しみ。ただ、このキャンペーンは、普段のシェフではなく、フランスから招いたノルマンディの“ル・マスカレ”のシェフ、フィリップ・アルディ氏が担当する期間のお食事券。だからいつものお料理は味わえないんですけど…。このフィリップ・アルディ氏もとても注目の料理人なので、わくわくです。

LA VAGUE DEFERLANTE

〜砕け散る波〜

というタイトルのついたコースです。ノルマンディはフランスの北西部、ドーバー海峡に面したエリアです。世界遺産で有名なモンサンミッシェルもノルマンディ地方です。

まずはシャンパーニュ。ローラン・ペリエNV。

そして、コンディモンという、パンにつけるものが出てきます。アミューズを出す前に出てくるちょっとしたおつまみです。

左上・コンディモン

右上・海のコンソメ 抹茶とサフラン

左下・姫アワビとヒゲダラ アスパラガスの砂丘仕立て

右下・自家製パン

いやー、これが前菜か?と疑ってしまうほど、結構な量の前菜です。驚きなのが、コンソメ。海水です。かなりしょっぱいのですが、そこに抹茶とサフラン。不思議なお味です。

パンにつけるバターはローズの香りと味わいです。

アワビは適量ですが、ヒゲダラの大きさは「これで魚料理にしてくれていいけど?」と思ってしまいました。しかも、このあと、甲殻類→お魚→お肉と続くというのに!すごい量です。このあたりからちょっと先が食べられるのか、心配になってきた。。。

左上・マテ貝と手長海老 アリコ・ココ リヴェーシュのジュ

右上・天然平目と3種類のパセリのエマルジョン

下・ 仔羊 2種類の調理法 カブのグラッセとトン

平目、おいしい!このソースとの相性が最高です。またこのグリンピースがとっても美味しかった!どのお料理も、ソースが凝っていて美味しいです。仔羊は全くくさみもなく、柔らかくて食べやすい!ノルマンディといえば、羊ですよね。海水の塩分を含んだ草を食べる羊の独特な味わいは有名です。

ワイン

コート・ド・ラングドックB(シャルドネセミヨンなど)

さらっとした口当たりで、酸味は軽め。

コルビエールR

ベリー系の香り、タンニンは優しくてなめらか。

私は赤ワインのかわりに、お願いして、シードルBrutTendreに変えてもらいました。やっぱりノルマンディならではのものが飲みたいなと思って。

どれも控えめな量なんだけど、なにせ品数が多いので、本当にお腹がいっぱいです。もうメインが終わる頃にははちきれそうな感じ。

そして、デザート。苦しいけれど、食べたい!

バラのマカロンです。可憐なローズの香りが口いっぱいにひろがります。優雅な気分!そして、ミニャルディーズ。ミントが爽やかで、消化を助けてくれそうです。この焼き菓子の名前、忘れてしまいました…。美味しかったのに。

こちらのシェフ、奥様がブルガリアの方だそうで、バラや香辛料を取り入れていて、特徴的です。ノルマンディでオーベルジュをなさっているそうなので、そこにもいつか訪れてみたいものです。

ブノワのスタッフの方のサービスは、とっても気持ちがよく、お料理についていろいろ質問しても詳しく教えてくれ、楽しくお食事できました。帰りがけにエレベータの下まで送ってくださり、お土産にクッキーもいただきました♪本当にラッキーなプレゼントでした。とにかくプジョーに感謝です。