ブノワ “ル・マスカレ”フィリップ・アルディ氏のお料理
5月の末頃、何の気なしに電車で見たプジョーの「フードフランス・オ・ジャポン」ディナーチケットプレゼントの広告が、その日が応募締め切りとなっていて、家に帰ってから思い出して応募。そしたら3日後にチケットが宅配で送られてきました!
めちゃめちゃ、驚き〜!まさか当たるとは!
なんと、15,750円のディナーが2名分。そこにはお食事のほかに、シャンパーニュ、白ワイン、赤ワインもグラスで含まれています。
ブノワには行ったことがなかったので、本当に楽しみ。ただ、このキャンペーンは、普段のシェフではなく、フランスから招いたノルマンディの“ル・マスカレ”のシェフ、フィリップ・アルディ氏が担当する期間のお食事券。だからいつものお料理は味わえないんですけど…。このフィリップ・アルディ氏もとても注目の料理人なので、わくわくです。
LA VAGUE DEFERLANTE
〜砕け散る波〜
というタイトルのついたコースです。ノルマンディはフランスの北西部、ドーバー海峡に面したエリアです。世界遺産で有名なモンサンミッシェルもノルマンディ地方です。
そして、コンディモンという、パンにつけるものが出てきます。アミューズを出す前に出てくるちょっとしたおつまみです。
左上・コンディモン
右下・自家製パン
いやー、これが前菜か?と疑ってしまうほど、結構な量の前菜です。驚きなのが、コンソメ。海水です。かなりしょっぱいのですが、そこに抹茶とサフラン。不思議なお味です。
パンにつけるバターはローズの香りと味わいです。
アワビは適量ですが、ヒゲダラの大きさは「これで魚料理にしてくれていいけど?」と思ってしまいました。しかも、このあと、甲殻類→お魚→お肉と続くというのに!すごい量です。このあたりからちょっと先が食べられるのか、心配になってきた。。。
左上・マテ貝と手長海老 アリコ・ココ リヴェーシュのジュ
右上・天然平目と3種類のパセリのエマルジョン
下・ 仔羊 2種類の調理法 カブのグラッセとトン
平目、おいしい!このソースとの相性が最高です。またこのグリンピースがとっても美味しかった!どのお料理も、ソースが凝っていて美味しいです。仔羊は全くくさみもなく、柔らかくて食べやすい!ノルマンディといえば、羊ですよね。海水の塩分を含んだ草を食べる羊の独特な味わいは有名です。
ワイン
さらっとした口当たりで、酸味は軽め。
コルビエールR
ベリー系の香り、タンニンは優しくてなめらか。
私は赤ワインのかわりに、お願いして、シードルBrutTendreに変えてもらいました。やっぱりノルマンディならではのものが飲みたいなと思って。
どれも控えめな量なんだけど、なにせ品数が多いので、本当にお腹がいっぱいです。もうメインが終わる頃にははちきれそうな感じ。
そして、デザート。苦しいけれど、食べたい!
バラのマカロンです。可憐なローズの香りが口いっぱいにひろがります。優雅な気分!そして、ミニャルディーズ。ミントが爽やかで、消化を助けてくれそうです。この焼き菓子の名前、忘れてしまいました…。美味しかったのに。
こちらのシェフ、奥様がブルガリアの方だそうで、バラや香辛料を取り入れていて、特徴的です。ノルマンディでオーベルジュをなさっているそうなので、そこにもいつか訪れてみたいものです。
ブノワのスタッフの方のサービスは、とっても気持ちがよく、お料理についていろいろ質問しても詳しく教えてくれ、楽しくお食事できました。帰りがけにエレベータの下まで送ってくださり、お土産にクッキーもいただきました♪本当にラッキーなプレゼントでした。とにかくプジョーに感謝です。