バレリーナ・吉田都さん
私はバレエを見るのは美しくってとても好きだけど、生の舞台は数回しか見たこともなく、詳しいことは全く知らないのですが…今日、NKHのプロフェッショナルで偶然知った、バレリーナの吉田都さん。素晴らしすぎて目が離せませんでした。
番組を見ていると、彼女は65年生まれで、今年の6月の最後の舞台まで、英国ロイヤル・バレエ団の最高位プリンシパルを15年務めた、そんな日本人女性がいたなんて…全然知りませんでした。きっと私が知らないだけで、これだけ成功されていたら、とても有名な方なんでしょう。無知ですみません!
9歳からトウシューズにあこがれてバレエを始めた女の子が、17歳で出場した国際コンクールでスカラシップを受賞し、英国ロイヤルバレエ・スクールに入学。
そこからは、手足の長くスタイルのいいバレリーナたちと、唯一の東洋人の自分との、容姿の違いというコンプレックスを感じながら鏡を見て毎日泣く生活が始まったそう。
しかし人より早く難しいステップを覚えようと、ひたすらテクニックを磨くうち、それが次第に人の目に留まって認められていく。
腰に負担がかかり、痛みと闘いながら猛烈に練習する姿。「120%の準備が自分を支える」とどこまでも自分に厳しい。
そしてプリンシパルでまだ数年踊り続けられるといわれているのに「踊りに陰りが見える前に、トップのまま退く」と突然引退を発表した…。
もう、目が離せないほど引き込まれて番組に見入っていました。すごい人がいるんですね。道を極めている人たちはみんな、尋常でない努力に裏打ちされた技術をもってトップに立っているのでしょう。
見終わった後、頭がぼーっとしてしまうほど、「すごいものを見た!」と思いました。バレエのシーンは少ししかなかったけれど、来月、最後の舞台をNHKで放送するようなので、絶対に見なくっちゃ、と思いました。
そしてプロフェッショナルの再放送も録画予約しちゃった。もう一度じっくり見てみよう。
バレエ、5〜6年見に行っていないと思うけれど、生で見たいなって強く思いました。