上野の森に
9月下旬のとある雨の日、彫金の師匠・U先生の作品展を見に、藝大アートプラザへ。
藝大の彫金の教授・教員の方々23名の作品展なので、ため息の出るような素晴らしく、美しく、気の遠くなるように細かく手の込んだ作品ばかり。ひとつ見ては鳥肌が…を何度も繰り返し、なかなか先に進めませんでした。
私ももっともっと頑張らなくちゃ、と何度も強く認識させられる時間でした。
そしてそのあと、師匠お勧めのシャガール展の様子をのぞきに。でも、じっくり見ると2時間くらいかかりそうだったのでその日は用事があり、あきらめ…入口の10分くらいにまとめたシャガール解説のビデオだけ見て、後ろ髪ひかれながら帰ってきました。
アートプラザから美術館まで歩く間、ちらっと大学構内を歩くのですが、さすが藝大、普通の大学となんだか雰囲気が違います。
上の写真の通り、アートプラザの一角はモダンですが、奥の古い校舎も、ちらっと見たところ、とても味わいがあって素敵でした。こんな場所だから美的センスが養われるのね、としみじみ思いました。
そして校舎もキャンパスも想像していたよりちっちゃい。こんなこじんまりとしているなんて思わなかったけれど、ここに収まるだけしか合格しないんなら、どれだけ藝大に入るのが大変か!と想像せずにはいられませんでした。
U先生、ここで学んで、そして教えていらしたなんて、凄すぎます。
帰り際、上野公園で動物園と噴水をカメラにおさめ。
雨上がりのしっとりとした上野を後にしました。