京都へ オ・グルニエ・ドール
南禅寺のあと、今回どうしても行きたかったオ・グルニエ・ドールへ向かいます。
人気店なので入れるか心配でしたが、外には並んでいる気配なし。とても間口が小さくて、気にしていないと通り過ぎてしまいそう。入るとうなぎの寝床のように細長ーいお店。偶然にも一番奥の広いテーブルが空いていて、すぐに座ることができました。私たちが座った直後にどんどんまた人がやってきて、あっという間に順番待ちの列ができました。いいタイミングだったな。
私たちのすぐお隣のテーブルで、西原シェフのお友達と思える方が、シェフとお話されていました。西原シェフのファンだったので、こんな間近で見られてうれしいなあ、とちらちら見てしまいました。
ケーキは作り置きをせず、前日に準備し、当日に調理するというだけあり、ショーケースの中のケーキは夕方のため残り少なくなっていました。ショーケースにはフルーツがたくさんディスプレーされています。これはきっと翌日のケーキになる子たちなんだろうな。美味しそうなタルトがいくつかあって、かなり悩みましたが、やはりここはシェフのスペシャリテ、“ピラミッド”をオーダー。
<ピラミッド>
外側はぱりぱり、フォークでさすと崩れてしまいそう。なのでナイフも出てきます。中はとろっとしています。ムースとビスキュイのバランスが絶妙で、ショコラの味が濃厚。1つ食べるとかなりの満足感です。
そして私たちがケーキを食べていると、お隣のテーブルに超小粒のフルーツトマトを出してお話されていましたが、その直後、「よかったらいかがですか?お隣にもお出ししていたので、ぜひ」とシェフ自らが私たちのテーブルにもお持ちくださいました!
テレビでは見たことがあったけど、実物を食べられるなんてうれしい。すぐりやブルーベリーほどの小粒サイズで、まるでフルーツ。見た目にもかわいい上、甘さがぎゅっと凝縮されていて美味しいです!
シェフと言葉を交わせるとは思ってもみなかったので、本当にうれしかった〜!それをきっかけにして「シェフのファンなのでお会いできてうれしいです!どうしてもこちらのお店に来たかったんです」と言ったら、とてもやさしく応じてくださり、なんと一緒に写真まで撮らせていただきました。穏やかで温かい人柄に触れ、ケーキに込められた愛情の深さを感じました。これでますますファンになってしまいました。この写真は宝物です。そして最後に握手までお願いしてしまいました。
この、オ・グルニエ・ドール、シェフのお名前(金蔵さん…金の蔵)からつけられています。エスパス・キンゾーというシェフのお菓子教室も大変人気で、東京から通われている方もいらっしゃるみたいですね。いいなあ、でもとても京都までは通えないわ…。
先日、ふとNHKをみたら、おお〜!偶然にもシェフがプリンを作っていました。なんだか一度お話しただけだけれど、とっても親近感が湧いてしまいました。
また京都に行ったときにはぜひ訪れたいです。