本わらび餅♪

うちの母は大阪出身なので、よくわらび餅を作ります。そんなわけで、私も子供のころからわらびもちが大好き。たこ焼き同様、関東のお家ではあまりわらび餅って作らないみたいですね。

そのわらびもち、たいてい100%わらびから作られていないって知ってますか？

私が子供のころ食べていたわらび餅は、おそらく“わらびもち粉”で作られていたと思われます。“わらびもち粉”というのは、“本わらび粉”と違って、イモの澱粉や、タピオカなどがわらびの澱粉にブレンドされたもの、もしくはイモやタピオカの澱粉だけで作られているものです。

100%わらびの根から作る“本わらび粉”は、非常に少量しかとれない上、精製に大変手間がかかるため、貴重品なんです。私が購入するお店でも“本わらび粉”は、“わらびもち粉”の6〜7倍のお値段がします。

でも、わらび餅好きとしては、どうしても“本わらび”で作りたい！と、初めて本わらび粉を入手して以来、すっかり本わらびの味のとりこに。

味、というか食感のとりこという方が正しいですね。わらびもち粉で作るより、ずっと粘り・もちもち感が強いのです。そして、色も黒っぽい。

もちもち感が強いので、切り分けると形がぶよぶよになってしまうんですが…。あるサイトには、手で丸くちぎるとなっていたので、その方がきれいに仕上がるのかも。

初めて本わらび粉でわらび餅を作った時、以前京都の和菓子屋さんで食べたわらび餅が非常に黒かったのを思い出しました。「あ、あれは本わらびだったのね」と。

もちもち感も強いのですが、つるっとして、繊細な感じも、わらびもち粉のものより強く感じます。ぜひ一度お試しあれ！