ちょっと贅沢に…春帆楼でふぐ！

高島屋の地下に下関のふぐ屋さんの小さなイートインコーナーがあり、カウンターにたった4席しかないお店ですが、以前から気になっていたので、ちょこっと贅沢ランチをしにお天気のいい昼下がりに訪問。 下関の本店は、日本のふぐ公許第一号店だそうです。 伊藤博文が春帆楼でふぐ料理を食べ、ふぐ料理を出すことを許可したようで、私たちが今こうしてふぐを味わえるのも伊藤博文のおかげなのかも？しかもこのお店、日清講和条約を締結したお店だとのこと。そんな歴史的背景のあるお店ってすごいですよね〜。 春帆楼セット

とらふく刺身と、ふく巻き寿司の入ったセットです。下関では“ふぐ”ではなく福にかけて“ふく”っていうんですよね。ふく刺身は、友人がふぐ職人なので非常に幸運にも、食べさせていただく機会が多いのですが、ふく巻きずしは初めて食べました。これまた美味しかったです。 ふぐってこんなに薄くて繊細なのに、とても存在感のある味わい。美味しいふぐをたべると、ただ淡白なだけではない旨みと歯ごたえを、あのひらひらな薄い1枚にどれだけ閉じ込めているんだろうと感じ入ってしまいます。 一緒に食べていた友達と、「毒を持っているふぐを初めて食べてみようと思った人って勇気あるよね」などと話しながら食べました。ほんと、最初に食べた勇気ある方、どうもありがとう！ 友人Mのふぐも最高なんですよ。以前、下関のおうちに遊びに行ったとき、ふく刺し、ふく唐揚げ、ふく鍋、そして黄金色に輝くふく雑炊（私はふく雑炊が大好き。ごはんの粒が金色に見えてきます）とフルコースでいただき、この上ない幸せな時間を過ごしました。またふぐの美味しい季節ですよね。食べに行っちゃいたいなあ〜！